南米(チリ)の標高1200m位の高地に生息しているテンジクネズミの仲間です。
自然では5~10頭の群れで暮らし、地下に複雑なトンネルを作って生活をしています。また、他のネズミの仲間に比べ高地に住んでいるということもあり、崖や岩なども上手に上り下りができ、強靭な足腰の持ち主です。ペットとしての歴史は欧米では非常に長く、人によく馴れるため人気があります。
リスなどに使用する高さのあるケージ(幅40cm×奥行30センチ×高さ40cm以上)を用意しましょう。
ハムスター用のエサ入れでOKです。ただし、硬いものをかじる習性があるので、プラスチック製の物ではなく、ステンレス製か陶器でできたエサ入れが良いでしょう。水飲みは、ハムスター用のドリンクボトルを用意しましょう。
成長すればケージについている底網でも構いませんが、足を引っ掛けて怪我をする恐れがあるので注意が必要です。子供の時はパインチップやアレルギーの少ないアスペン材などがいいでしょう
運動不足の解消にトンネルタイプのおもちゃや回し車などを用意しましょう。また、前歯の伸びすぎを防ぐのとストレス解消のためにかじり木などを入れてあげると良いでしょう。
デグーにとって砂浴びはとても重要です。皮脂を落とすのと同時に、体につく微生物を取ります。また、同じ砂を浴びることで仲間をその匂いで見分けます。砂浴びに使用する砂は固まらない目の細かい砂が良いでしょう。1日に10分程度砂浴びをさせましょう。砂浴びする容器は、入れっぱなしにしないで下さい。
専用のフードをメインに、イネ科の牧草(チモシー)を与えてください。
野菜(小松菜・キャベツ・ニンジンなどアクの無いもの)リンゴ
おやつとしてアワの穂やミネラルブロック、小動物用乳酸菌タブレットやビタミンCタブレットなどを与えましょう。デグーは人間と同じで、体内でビタミンCを合成できませんのでビタミンCのタブレットはおすすめです。※あくまでもおやつとして与えてください。
感染症:下痢や肺炎など、温度管理が不適切なことが主な原因で発症する病気。
脂肪肝、痛風:餌の与え方を工夫することで対処可能
ビタミン欠乏症、ビタミン不足により発症する病気
人獣共通感染症として腎症候性出血熱・レプトピトラ症・真菌症・エルニシア症・サルモネラ症・野兎病・ペストなどがあります。予防方法としては飼育用具をこまめに掃除しましょう。また、定期的にかごや飼育用具の水洗いと日光消毒を行いましょう。デグーとの過度な接触は避け、遊んだ後は、必ず手洗いしましょう。