げっ歯目ネズミ科に属し、人間には100年程前から実験用に飼養されてきました。原種は灰褐色で腹は白色ですが、白い身体に赤目のアルビノや黄色がかった褐色、灰色、黒、それらのツートンカラーなどの色変わりなどがあります。仲間では、尻尾に養分を蓄えることのできるファットテールジャービル(オブトアレチネズミ)などがいます。
ハムスターに準じますが、スナネズミの特徴として床材を飛び散らかすのが常ですし、跳びはねることもありますので、なるべく大きめのものを用意します。ケージ飼いの場合は、テーブルクロス用の厚めのビニールでケージの高さの3分の1くらいを巻きつけておけば周囲への散らかしを防げます。水槽はその点が楽であり、また、小さな隙間に尻尾を引っかけやすい傾向があるので、水槽のほうが適しているといわれます。なお、自然に爪が削れるように岩を入れておくと爪の伸びが防げます。
トイレは、しつけが難しいので不要です。
ハムスター用ペレットでよく、食事内容はハムスターに準じます。ただし、動物性食品の割合は少なめにします。
下痢・風邪・皮膚病・腫瘍など
人と動物の共通感染症として腎症候性出血熱・レプトスピラ症・真菌症・エルニシア症・サルモネラ症・野兎病・ペストなどがあります。予防方法としてはケージや他の飼育用具をこまめに掃除しましょう。また、定期的にケージや飼育用具の水洗いと日光消毒を行いましょう。スナネズミとの過度の接触は避け、遊んだあとは手洗いを必ず行いましょう。