ペット大図鑑

シマリス

平均寿命
6~8年くらい
標準体重
100g
標準体長
14cm

家に迎えて数日間の管理

春に入荷する仔リスはまだ幼く、寒さや環境の変化に非常に弱いです。仔リスのうちはパネルヒーターやヒヨコ電球などで保温し、触りすぎにも十分注意してください。(購入後1~2日は安静にしてください)

特徴

中国や朝鮮半島原産のチョウセンシマリスが輸入されています。
昼行性で木登りが得意です。

飼育用具

  • ケージ

    ある程度運動できるように、リス用のなるべく背の高いケージ(396mm×297mm×370mmくらいのケージ)を用意しましょう。2階建て、3階建てのものが適当です。

  • えさ入れ、水飲み

    えさ入れ(直径8cm×高さ3cm位)は、陶器製で重みのあるかじられないものを用意しましょう。ウォーターボトルは100㏄位のものがいいでしょう。

  • えさ入れ、水飲み

    巣箱はハムスター用でもいいが、セキセイインコ用の巣箱の大きさが適当です。トイレはハムスター用トイレをケージの隅に置きます。床にはパインチップを3~4cm敷きます。

食事

食事

  • 主食

    ハムスター用フード、鳥用配合飼料、鳩のえさなどを与えます。ヒマワリやナッツ類などは肥満の原因となりますので注意しましょう。

  • 主食

    リスは雑食性ですので動物性のえさも必要です。ミルワームやにぼし、ゆで卵の黄身、チーズなどもたまには与えるといいでしょう。果実や野菜も喜んで食べますので主食の20%を目安に与えるといいでしょう。

  • 仔リスの食事

    一日に4,5回小動物用ミルクか犬猫用のミルクをスポイトで飲ませましょう。食べるようならミルクを浸したパンかリス用のクッキーを与えましょう。小さく切ったリンゴやバナナも毎日与えてください。

飼育のポイント

  • えさは毎日取り替え、いつも新鮮な水が飲めるようにしましょう。
  • 掃除はこまめにして清潔にしておきましょう。
  • リスは暑さが苦手です。夏は日射病や熱射病にならないように室温が30℃を越えないように注意してください。冬は気温が下がると凍死してしまうのでエアコンやパネルヒーターで15℃以上に保ってあげましょう。
  • 秋から冬にかけて人によく慣れたリスの気性が突然荒くなり、噛み付いたりすることがあります。その場合は必要以上の世話をせず、そっとしておいてあげましょう。
  • 野生のリスは単独で暮らしているので2匹以上を一緒のケージで飼育するとけんかをすることがあります。けんかするようであればすぐに別々のケージに移してください。
  • 仔リスの場合は寒さに非常に弱いのでパネルヒーター等を用意して、ケース内の温度を35℃ぐらいになるようにしてください。
  • うるさい音などに敏感ですので、なるべく静かな

病気の種類

かぜ・下痢・くる病など

共通感染症と予防方法

人獣共通感染症として腎症候性出血熱・レプトピトラ症・真菌症・エルニシア症・サルモネラ症・野兎病・ペストなどがあります。予防方法としては飼育用具をこまめに掃除しましょう。また、定期的にリスかごや飼育用具の水洗いと日光消毒を行いましょう。リスとの過度な接触は避け、遊んだ後は、必ず手洗いしましょう。