飼いネコとしての歴史は意外に古いことで有名なネコである。ただし、そのルーツに関しては諸説があり、いまだにはっきりしていない。
一説では、1558年にフランス、グノーブル近郊のカルトジオ会修道院のシャルトリュー派僧侶が、人為的に作り出したといわれる。現在では、この説が有力視されている。
シャルトリューはフランスでネズミによる害を防ぐネコとして飼育され、何世紀にも渡って活躍し、やがて有名になった。しかし、非常に美しい被毛を持っているため毛皮目的の繁殖が1920年ぐらいから盛んになり、一時は絶滅の危機にまで直面した。その後、ベル島のルジェという名の姉妹の活躍によってその危機は回避され、現在に至っている。
がっちりとした筋肉質のたくましい体格。被毛はブルーグレーで、淡い色から濃い色までバラエティーに富んでいる。頭部は丸みのある台形で、口は小さく、頬はふっくらとしている。足は細く短めだが、大きな体を支えるため、骨はしっかりしている。鳥のさえずりのような鳴き方をする
性格はおとなしく、行儀よく、常にマイペース。見知らぬ人には警戒するが、優しく接すればすぐに打ち解ける。