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ペット大図鑑

コザクラインコ

平均寿命
8~15年くらい
標準体重
38~56g
標準体長
16~17cm

特徴

英名をラブ・バードと言い、仲の良いつがいだといつも寄り添いあって仲むつまじい姿が印象的な鳥です。陽気で丈夫ですが、やや臆病で神経質な面もあります。また色変わりの毛色が多く作出されていてカラーバリエーションも豊富です。コザクラインコの主な色の種類はノーマル・ルチノーチェリー・タイガーチェリー・モーブ・シーグリーン・ブルーチェリーなどがあります。

飼育用具

  • 鳥かご

    巣引きを目的に飼育する場合は、角型で46cm角位の大き目の鳥かごが必要ですが手乗りや観賞用であれば、幅35cm×奥行40cm×高さ45cm位が鳥かごの目安です

  • えさ入れ、水飲み
  • エンド入れ
  • 菜差し
  • 止まり木

食事

  • 配合飼料

    種類は皮付きとむきえさがあります。どちらを与えてもかまいませんが、小鳥は皮付きを好みます。基本は中型インコ専用です。

  • ヒマワリ、麻の実、サフラワー、えん麦などの配合

    配合飼料とは別の容器で与えた方が良いでしょう。

  • えごま、カナリアシード

    好んで良く食べます。配合飼料の中にも含まれていますが、ボレー入れで別に与えると良いでしょう。ボレー粉も別に与えます。

  • 青菜類・果実類

    小松菜、大根葉、キャベツ、リンゴなどを水で良く洗い、1週間に1回~2回ほど与えましょう。

飼育のポイント

  • 毎日えさの殻を取り除き、新しいえさを加え、水を換えてあげましょう。
  • 鳥かごのそうじは毎日行い、いつも清潔な環境で飼いましょう。
  • 月に1度、鳥かごを熱湯消毒してダニや寄生虫の発生を防止しましょう。
  • 水浴びが出来るように容器を用意しましょう。
  • ビタミンDを形成させる為に1日15分以上の直射日光を避けた場所で日光浴をさせましょう。
  • 日が暮れたら静かな場所で休養させましょう。

上手な巣引きの知識

オス、メスの判別は大変難しく熟練が必要ですが、大体次のようなことで見分けます。メスはオスに比べてやや大柄なものが多く、肛門部の骨盤の間が広いものがメス、狭いものがオスです。
巣引き
オスとメスを新しいかごに入れて、かごを直接日光の当たらない、静かな一定の場所に置いて下さい。(巣引き中のかごの移動は避けてください。)馴れた頃から巣引きに入りましょう。また夏と冬は避けましょう。基本的に毎年繁殖可能ですので譲り渡す方を事前に見つけておくなどして計画的に巣引きを行うことを勧めます。
巣作り
コザクラインコのペアを入れて10日もすれば、新しいかごにも馴れてきます。この頃から麻の実の分量を多くするか、卵黄粉を与え、発情を促します。同時にかごの中にコザクラインコ用巣箱を設置します。セキセイインコ用巣箱では小さいので不向きです。巣箱を入れるとケンカを始めるつがいもいますので、その場合は取り除いて様子をみてください。木製の巣をかじって卵を動かないように自分で巣作りをするので巣草は必要ありません。
産卵
しばらくするとメスが巣にこもるようになります。この頃からメスは毎日1個ずつ産卵を始め、5個~6個の卵を産みます。3個~4個産んだ頃から抱卵を始めますので、抱卵が始まったら麻の実、卵黄粉を与えるのを中止します。コザクラインコは無精卵が多いといわれます。これは、落ち着いて交尾できないためにおきるので、繁殖を計画した段階から極力静かな環境を維持してあげることが大切です。
抱卵
抱卵期間は20日~22日ほどですが、昼間はオスとメスが交替で、夜間はオスとメスが一緒に行います。
育雛
ヒナがかえったら養育用飼料としてゆで卵やカステラ、牛乳に浸したパンを与えてください。また、同時に麻の実、卵黄粉、青菜を与えるようにしましょう。特に青菜類は普段あまり食べませんがこの時期は大いに食し、親が上手にえさを与えます。巣立ちをして1ヶ月ほど親鳥と一緒のかごで飼い、自分でえさを食べるようになったら、別のかごに移してあげましょう。産まれて3ヶ月~5ヶ月後に親の羽に変わります。手乗りにする場合は生後20日頃に鳥かごから出し、親に変わりヒナに餌を与えます。

病気の種類

肥満・卵塞・風邪・脚弱・カイセン症・そ嚢炎・カンジタ症・サーコウイルス感染症

共通感染症と予防方法

人獣共通感染症としてオウム病・鳥インフルエンザ・ウエストナイル熱などがあります。予防方法としてはとりかごや飼育用具をこまめに掃除しましょう。定期的にとりかごや飼育用具の水洗いと日光消毒を行いましょう。口移しで餌を与えたり、餌を与えるスプーンなどの共用はやめましょう。また鳥と遊んだあとは、手洗いを必ず行いましょう。