オーストラリア内陸部に分布している鳥です。丈夫でおとなしく人に馴れ易い鳥です。色変わり等も多く作成されています。主な種類はノーマル・ルチノー・パール・ホワイトフェイス・アルビノなどがあります。
ある程度オカメインコが動けるように46cm角位の大きめの鳥かごが良いでしょう。(繁殖しない場合)
繁殖を目的として飼育される場合には、オカメ巣をかごの中に設置しても余裕のある大きなかごを購入しましょう。
種類は皮付きとむきえさがあります。どちらを与えてもかまいませんが、小鳥は皮付きを好みます。基本は中型インコ専用フードです。
配合飼料とは別の容器で与えた方が良いでしょう。
エンド入れに入れて与えます。エンドが減り、糞などで汚れたら新しいものに換えてあげましょう。
小松菜、大根葉、キャベツ、リンゴなどを水で良く洗い、1週間に1回~2回ほど与えましょう。
オス、メスの見分け方
幼鳥の頃はオスもメスも主羽や尾羽の裏に横縞がありますが、生後半年もするとオスの横縞は消えて無地の羽が出てきます。メスは成鳥になってもそのまま横じまが残ります。白オカメインコはわかりにくいですが、よく見るとわかります。
巣引き
オスとメスを新しいかごに入れて、かごを直接日光の当たらない、静かな一定の場所に置いて下さい。(巣引き中のかごの移動は避けてください)馴れた頃から巣引きに入りましょう。巣引きは春~初夏の年1回にしましょう。基本的に毎年繁殖可能ですので譲り渡す方を事前に見つけておくなどして計画的に巣引きを行うようにしましょう。
巣作り
オカメインコのペアを入れて10日もすれば、新しいかごにも馴れてきます。この頃から麻の実の分量を多くするか、卵黄粉を与え、発情を促します。同時にかごの中にオカメインコ用巣箱を設置します。木製の巣をかじって卵を動かないように自分で巣作りしますので巣草は必要ありません。
産卵
しばらくするとメスが巣にこもるようになります。この頃からメスは毎日1個ずつ産卵を始め、5個~6個の卵を産みます。3個~4個産んだ頃から抱卵を始めますので、抱卵が始まったら発情を止めるために麻の実、卵黄粉を与えるのを中止します。
抱卵
抱卵期間は22日~23日ほどですが、昼間はオスとメスが交替で、夜間はオスとメスが一緒に行います。
育雛
ヒナがかえったら麻の実、卵黄粉の給餌を再開し、ボレー粉、青菜も与えるようにしましょう。親が上手にえさを与えます。巣立ちをして1ヶ月ほど親鳥と一緒のかごで飼い、自分でえさを食べるようになったら、別のかごに移してあげましょう。産まれて3ヶ月~5ヶ月後に親の羽に変わります。手乗りにするには生後20日頃に鳥かごから出し、ヒナの管理を人が変わって行います。
肥満・卵塞・風邪・脚弱・カイセン症・そ嚢炎・カンジタ症・サーコウイルス感染症・オウム病
人獣共通感染症としてオウム病・鳥インフルエンザ・ウエストナイル熱などがあります。予防方法としてはとりかごや飼育用具をこまめに掃除しましょう。定期的にとりかごや飼育用具の水洗いと日光消毒を行いましょう。口移しで餌を与えたり、餌を与えるスプーンなどの共用はやめましょう。また鳥と遊んだあとは、手洗いを必ず行いましょう。