イングランドとスコットランドの国境(=ボーダー)にあたる地方出身の犬種。血統としては、ビアデッド・コリーやスコッチ・コリーと親戚関係であることがわかっているが、源流をさらにさかのぼると、北方地方のトナカイの牧畜犬の血を引いていると言われている。
18世紀にはすでに牧羊犬としての能力が認められ、牧場主の仕事のパートナーとして飼育されるようになっていたが、その後、植民地政策と共にオーストラリアやニュージーランドに渡った。広大な土地を持つ新大陸では、敷地の中の羊を思いのままにあやつる技に磨きがかかることとなった。
運動能力の高さがそのまま機能美となっている。立ち耳、または半立ちの耳に、輝く瞳、すらりとのびた脚。柔らかくつややかな被毛は、厳しい自然の中で働く作業犬とは思えないほどの美しさを持っている。
とても賢く、ボスと認めた人にはどこまでも忠実で、仕込めば仕込むほど賢くなっていく。縄張り意識が強く、知らない人に吠えることもあるが、基本的には社交的な性格を持っており、ほかの犬と遊ぶのも大好き。
ドライフード約300gが目安。
白い被毛をきれいに保つためにシャンプーを。お散歩の後には、簡単でいいのでブラッシングを習慣に。
仕事が生きがいのような犬なので、割にたっぷりの遊びが必要。フリスビーなどを使って、一緒にスポーツを楽しむのも良い。