名前の由来にもなった大きな口ひげが特徴のシュナウザー。現在はミニチュア・シュナウザー、スタンダード・シュナウザー、ジャイアント・シュナウザーの3種に分かれ、別種として登録されている。
原型となったスタンダード・シュナウザーは、南ドイツのビュルテンベルクとバイエルンの牧牛・牧羊農場でワイヤーヘアード・ピンシャー、ジャーマンプードル、ウルフ・スピッツなどとの交配によって誕生したとされている。
当時はネズミ捕りや家畜の番、またそのスタミナが買われ、馬車イヌとしても活躍していた。またこのとき、大きな家畜を追い立てるイヌとしてグレート・デーンなどと交配が行われ、ジャイアント・シュナウザーが誕生した。
19世紀末頃には、アーフェン・ピンシャーなどとの交配によってミニチュア・シュナウザーが誕生。3種の中で最も注目される存在となり、ショードッグ、また家庭犬としての人気も高まった。現在では、アメリカをはじめ世界的に愛されるイヌとなっている。
体高と体長の割合がスクエアな体型。胴体は胸が厚く、ほどよく広い。
頭部は幅広く、鼻先に向かって先細。目は中くらいの大きさで、楕円形の暗褐色。鼻は黒い。耳は高い位置につき、V字型で垂れている。
四肢は筋肉が発達しており、前肢はまっすぐ。尾は高い位置につき、水平よりやや上の方を向いている。被毛は粗く、上毛はワイヤー。毛色は黒一色、灰色の明暗混合、または黒と銀色。
性質
初対面の人間に対する警戒心はあるが、家族に対する愛情が強く、従順なので家庭犬に向いている。活発で遊び好き。独立心が強く、やや頑固な面もある。賢いイヌなので、訓練にも向いている。
ほとんど手間がかからず、ふだんは蒸しタオルで拭いてやり、軽くブラッシングして仕上げる程度で十分。
美しい被毛を維持するためには、毎日のブラッシングは欠かせない。
子犬時は自由運動。成犬になったら朝、夕1日2回の散歩が必要。また広場で訓練を兼ねたような運動などを行うとよい。