パピヨン

原産国

スペイン

標準体高

20~28cm

標準体重

2~5㎏

歴史

パピヨンは、古くからヨーロッパ地方にいた小型のスパニエルとして知られていたが、その正確な起源はいまだに明らかになっていない。ただ、現存する最古の記録では、1545年にポーランドの王位に上がった貴婦人に売られたのがこのイヌだとされている。

16世紀には、スペインとフランスの貴婦人たちの間で、パピヨンと一緒に肖像画を描かせることが流行、あのマリー・アントワネットもこのイヌを溺愛していた。

そして、このころから徐々にこのイヌに“パピヨン(蝶)”という名にふさわしい変化が現れ始めたとされている。当時はまだ大きな垂れ耳だったが、次第に立ち耳になり、飾り毛で覆われたタイプのイヌが登場し始めたのだ。原因については、いまだにハッキリしていないが、このころからこの小型のスパニエルから、立ち耳の“パピヨン”と垂れ耳の“ファーレン(蛾)”という2種類が派生したと考えられている。

19世紀に入ると、フランスとベルギーのブリーダー達によって、さらに小型化が促進、本格的にパピヨンとしての犬種が固定されるようになった。1923年には、初めてイギリスに紹介されている。

1935年にAKC(アメリカ・ケンネル・クラブ)が公認。日本には1960年から輸入が開始され、急激に人気が高まってきている。

特徴

パピヨンという名前からもわかるように、このイヌの最大の特徴は大きな蝶のような立ち耳と飾り毛。体全体も絹糸状の被毛に包まれている。骨格もしっかりしており、尾は長く背中に向かって曲がっている。

性質

たいへん利口で活発な性格。小型犬ながら頑丈で室内よりも戸外での運動を好む。ただ、飼い主を独占したがる傾向もあり、第三者を不愉快に思う性格の持ち主。

食事

子犬のころは胃の負担にならないように与えるのが基本。最初のうちはドライフードをお湯でふやかし、冷ましてからイヌ用の牛肉の缶詰を少し混ぜ、子犬用の粉末ミルクを少し混ぜて1日3回、規則正しく与える。成犬になったら、ドライフードをメインに1日1回。ただし食が細い場合は1日2回。肉を好むからといって缶詰ばかり与えると、ドライフードを次第に食べなくなり、栄養のバランスが崩れるので注意。。

グルーミング

長毛種でありながらそれほど手間もかからない犬種で、毎日ブラッシングしていればそれほど洗う必要はない。1週間に1回ぐらいタオルで拭いてあげるとよい。

運動

子犬時は室内の自由運動。成犬になったら1日1回、10分~20分程度ので十分。

丸く黒がよい。
立ち耳で大きく左右に離れ、飾り毛が豊か。
上歯と下歯がきれいに重なる。
頭蓋はややドーム型。
骨格がしっかりしており筋肉質。
水平で体高よりずっと長い。
長く高い位置にあり、丸まっている。
被毛 長く絹糸状の被毛。